委員長挨拶・実行委員 - 第32回臨床細胞遺伝学セミナー

 本セミナーの開催にあたりましては格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
 近年、臨床の分野では、先天異常や造血器疾患などを対象とした染色体検査が広く普及し、検査検数も飛躍的に増大しています。染色体検査は疾患の確定診断に直結するという点で、他の臨床検査とは大きく異なります。しかし、わが国には、臨床細胞遺伝学を統一カリキュラムに組み込んでいる教育機関がほとんどないのが実情です。また、日本人類遺伝学会では平成6年度より、臨床細胞遺伝学認定士制度を発足させました。認定士の認定申請条件の一つに、学会、研修会等への出席単位取得(30単位以上)があります。このセミナーはそのための研修会(毎年10単位)としても利用していただくことが出来ます。

 本セミナーでは、「臨床細胞遺伝学認定士の到達目標」に基づき、3年間1クールの研修会でその目標が達成できるようにカリキュラムを編成しています。今回は第11クールの2回目です。前クールを受講された方も是非ご参加ください。

 臨床細胞遺伝学や遺伝医学に関心のある医師、技術関係者、研究者、学生の方々のご参加を歓迎致します。本セミナーは日本人類遺伝学会の会員に限定しておりません。広く一般の医療関係者からの参加もお待ち申し上げます。

2025(令和7) 年7月
日本人類遺伝学会 臨床細胞遺伝学セミナー実行委員会

実行委員会

■実行委員
 市村 剛H.U.フロンティア株式会社 企画戦略本部 商品・サービス開発部
 大場 大樹埼玉県立小児医療センター 遺伝科
 大橋 育子三豊総合病院小児科、川崎医科大学附属病院遺伝診療センター
 尾堀 佐知子聖マリアンナ医科大学 臨床検査医学・遺伝解析学
 河村 理恵藤田医科大学 医科学研究センター 分子遺伝学研究部門
 黒田 友紀子神奈川県立こども医療センター 遺伝科
 清水 健司静岡県立こども病院 遺伝染色体科
 霜川 修リッツメディカル株式会社 臨床研究部
 関口 昌央国立成育医療研究センター 小児がんゲノム診療科
 滝 智彦杏林大学 保健学部 臨床検査技術学科
■担当理事
 黒澤 健司国立成育医療研究センター 遺伝診療センター

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